一般社団法人京都大学データ解析研究会設立

2020年1月29日一般社団法人京都大学データ解析研究会を設立しました。
起案者藤田です。(70S:1970年理学部入学)
設立に際しての、思いを投稿として記します

1.学生の自由な創造力・限りない変革へのエネルギーを開放する
 時代の変化とともに、大学は世の中からの要請にこたえることを求められている。
 学生の行動も変化する。
 しかし、学生が世の中に大きな変化を起こす可能性は今も変わらない。

2.社会の課題に未熟でも創意工夫で向かっていく
 社会からの要請にこたえるべく、大学は知財活用型産官学連携へと動いている。
 学生は活用対象となる知財蓄積はないが、社会の課題に創意工夫で向かっていくことはできる。
 ツールとしてのAIとデータ解析技術で、解決できる領域は広い。
 学生はその活動により、知識吸収と異なった達成感と、自らの独自課題深化のきっかけを得る。

3.世の中を変革する事業、ビジネスを創出する
 今、変革は新しいビジネスの創出で加速される。
 学生のアイデアと創意をビジネスとして送り出す。
 スタンフォード大ではノーベル賞とともに、学生創意起点のシスコ、サンマイクロ、ヤフー、
 グーグルという時代を変革した事業も輩出している。
 知財活用型とは異なった形での創業を推進する。

4.先達の残した期待
 ・一刀斎(森毅):大学は文化の都市。アカデミズムが成立したのは19世紀半ば。
  それ以前はサロンだった。エリートは自分の文化形成を自分自身で行う。
  老若男女が入り乱れあう学生町の再建を。
  悲観はしない。大学が都市としての活性を失うはずがない。歴史は流れる。
  大学は時代に先駆けて変わってよい。

 ・梅原猛(ニーチェ3段階論引用):「ラクダ」の徳は忍耐、過去の知識をひたすら吸収する。
  受験勉強期がこれにあたる。学生から「ライオン」になる。
  学ぶだけでなく創造に向かって(既存秩序を)批判する。
  その後「赤子」となって批判することなくすべてを受け入れる。この段階で創造ができる。

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